国ごとにいろんな習慣があって、日本からするとアリエナイことも多いです。
外国では「おつり」の渡し方に癖が出ますよね。
イタリアなんてめちゃくちゃクセが強くて、おつりがキャンディーだったんです。
日本人にとっては結構衝撃的な話ですよね(笑)
しかも、キャンディーをおつりとしてもらうときに、見落としがちな厄介なことがあるんです。
今回はイタリアで「キャンディーのおつり」をもらうときの注意点についてまとめました。
僕の失敗談を交えた経験談から、異文化の違いを楽しんでもらえば幸いです。
イタリアの空港はオレンジの洗剤のにおいがする!
僕はイタリアに行きました。
芸術の国、イタリア。
僕は美術館に行くのが好きですし、また、日本人も多く訪れる国だと言うのでイタリアに行ってみようと思いました。
イタリアに降り立つ僕。
イタリアの空港は、オレンジの洗剤のような、そんなにおいが充満しています。
嫌なにおいでは全くなく、清潔感すら感じさせますが、「国によって空港のにおいが違う…。」と言う人もいるそうです。
例えば日本はお味噌のにおい。
全く考えたことはないのですが、外国人だとそう感じる人が多いようです。
韓国だとニンニク。
これは僕もパッケージツアーで韓国に行ったときに思いました。
そしてここイタリアでは、オレンジのような柑橘系の洋服用洗剤のようなにおいがしています。
「イタリアに来たんだ!」と僕は胸がいっぱいでした。
大都市ローマでは、お釣りの計算ができない模様
まずはローマを観光します。
ローマは大都市で、多くの外国人観光客がいます。
チップ文化はほとんどなく、レストランでは端数を切り上げる程度です。
どのレストランも活気があり、現地の人と旅行者の垣根もなく楽しんでいる様子でした。
また、スーパーではイタリア人たちがひしめき合っています。
スーパーでのお釣り…。
それは友人が教えてくれたような感じでした。
例えば4ユーロ60セントの場合。
こちらは50セント硬貨を貰おうと思って計算しています。
だから5ユーロ紙幣と10セント硬貨を渡す。
…すぐに店員に10セント硬貨を返されます。
「これはいらないでしょ?」と、まるで僕の方が計算を間違っているかのような目です。
僕は計算ができないわけじゃない!50セント硬貨が欲しいんだ!
しかしそれはかないません。
僕には返された10セント硬貨と、お釣りとして帰ってきた20セント硬貨2枚が残ります。
気づけば財布の中が小銭でいっぱいです…。
イタリアの大都市のスーパーでは、クレジットカード払いのほうがよさそうですね…。
イタリアの田舎町のお釣りは…キャンディー!?
イタリアで大都市だけを訪れたわけではありません。
小さな田舎町に行きました。
「プラート」と言う町です。
ここでしか味わえないグルメがあると聞いて、イタリア語もほとんど分からない状態でプラートへ行きました。
イタリアはとても楽しい国なのですが、こと田舎ではレストラン(トラットリア)の閉店時間が早いです。
だからもう少しゆっくりしたいと思った僕は、色々なおかずを商店やスーパーで買ってホテルに戻ることが多かったです。
ある昼、スナック菓子を買おうと思ってスーパーに寄った僕。
代金は2.75ユーロでした。
残念ながら小さなお金もなく、またクレジットカードも使えないと言われたので5ユーロを出しました。
スーパーの列は5人くらいが並んでいます。
すると…店員が僕のお金を確認して、レジの1ユーロを握って高くあげながら、何かを僕の後ろに並ぶ人たちに言っています。
しかし僕は言葉が分からないので、何を店員が言っているのかは分かりません。
後ろに並ぶ人たちは、一様に首を振っていました。
店員はおおきなため息をつきながら僕に何かを言って、2ユーロを渡してきました。
いえ、2ユーロだけではありません。
キャンディーを一つ渡してきました。
僕は言葉が分からないので、何が起こったのか分かりません。
しかしはっきり分かったのは、25セントは返してくれなさそうなこと。
そのまま僕ははじき出され、キャンディーを手にそのスーパーを後にしました。
何が起こったのか…?
頭を整理して段々と分かってきました。
レジの人はおつりの15セントがなかったこと。
そして1ユーロを両替できる人がいるかどうかをレジに並ぶ人たちに確認したこと。
最後に、両替ができなかったので僕の25セントがキャンディー1個に変わってしまったこと。
夏にキャンディーはグチョグチョになるから注意!
キャンディーでお釣りを払うと言うそのアイデアはとても良いですね。
「ゆっくり」とした、日本にはないシステムで僕は気に入りました。
しかし…一つ文句を言いたい。
僕がイタリアに旅行したのは夏。
キャンディーをもらった謎を解明したときには…キャンディーは暑さで溶けてグチョグチョになっていました。
冬にキャンディーお釣りは構わない。
けれど…夏にお釣りをお菓子でしようとおもうなら、クッキーとかにしてほしい!
教訓は「キャンディーお釣りはその国の余裕の証、怒ってはいけない」。
しかし「キャンディーお釣りは冬限定がありがたい。夏にキャンディーお釣りをもらったらすぐに食べるべし」。
まあキャンディーお釣りを、「いらないですよ。」と言うほどに大きな人間になりたいというのが本音ですけどね!
イタリアのおつりでキャンディーをもらうときの注意点
地域によりますが、イタリアでお買い物をするときは「おつりがキャンディー」という可能性も考えておいた方がいいですね。
※繰り返しになりますが、地域やお店によると思います。
特に夏場はポケットにおつりキャンディーを入れておくと、ほぼ確実に溶けてしまいます。
だから、暑い時期にイタリアでお釣りキャンディーをもらったときは、さっさと食べてしまうのがいいですね!
あと、これは個人的な反省なのですが、「イタリア旅行にいくなら冬場に行こうかな〜」なんて思ったり。
キャンディーに振り回されるくらい、印象深い話でした!
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