海外と日本では時間の流れ方が違うのかなと思うんです。
日本はどうしても「効率化」を重視していますよね。
最近では「時短」という言葉が本当に流行っていますし…。
しかし海外だと、「時短」ってあんまり聞きません。
海外では「余白」を楽しむ文化と言うか、「無駄」を「余裕」と見なしている気がします。
今回は、「効率化」を追求した頭の僕が、海外のタクシーで失敗した話をします。
友人のタクシーにまつわるいくつかの失敗談も一緒に載せておこうと思います。
海外のタクシーで事件多数発生!!
海外のタクシーは危険なのでしょうか?
アジア圏の国に旅行した友人は、タクシーでえらい目に遭ったと言っていました。
どうやら、道を知らないことを悪用されて目的地になかなか着かなかったと言うのです。
日本では、そんなことをするタクシー運転手はいません。
しかしやはり外国では「外国人」なら、土地勘がないことを逆手にとってこのようなトラブルに巻き込まれることもあるようです。
結局友人は、ガイド本に書かれている相場から3倍以上の値段を支払わされたとか。
それでも「危ない思いをせずに済んで本当に良かった。」と言っていました。
別の友人は、なかなか目的地に着かないことを指摘したそうです。
すると…おもむろにタクシーは山道を通り、山の中腹で「降りろ。」と言われたんだとか。
全く土地勘もなく、また、その山道に別のタクシーを呼ぶ手段も知らない友人。
恐ろしくなってタクシー運転手に泣きついたそうです。
最終的に払った金額は、相場の7倍以上!
よほどのトラウマになったのか、海外旅行ではタクシーを一切使わなくなったようです。
日本だと事件級の問題になりそうですが、海外だと「現地語を話せない」観光客は格好のカモだとか。
僕はそんな怖い話を聞いていたので、最初はタクシーが怖かったです。
タクシー乗り場からの乗車が一番!
ぼったくられないためには(または恐ろしい経験をしないためには)、正規のタクシーにタクシー乗り場から乗ること。
わざわざタクシー乗り場を探さなければいけないのが面倒ですが、怖い経験をしたくはないので仕方がないことだと思いましょう。
僕がイタリアに行ったときの話ですが、必ずタクシー乗り場からタクシーに乗るようにしました。
また「深夜のタクシーは絶対にやめること」!
やはり深夜になるとタクシーが正規かどうかよく分からなくなりますし、町全体も日本ほどの治安の良さがあるとは言えません。
タクシー移動は昼間で、かならず正規タクシーにタクシー乗り場から乗ること。
僕は少なくともその方法で、まだトラブルには遭遇していません。
少しでもトラブルの種を減らしましょう!
じっとタクシーの扉が開くのを待つ僕
タクシー乗り場にあるタクシーに乗ろうとする僕。
しかし…一向にタクシー運転手は開けてくれる様子がありません。
なぜ!?
僕の後ろに誰も並んでいませんが…まさか乗車拒否!?
僕は恐る恐るタクシー運転手側に回り、コンコンとガラスをたたこうとしました。
タクシー運転手はすでに僕の存在に気がついていたようで、窓を開けてくれました。
「タクシーに乗りたい。」と言う旨を説明すると、「どうぞどうぞ。」と言いながら、後ろに乗るようにというジェスチャーをしています。
「ありがとう。」と言って、再び後部座席のドアまで移動して待つ僕。
やはり開けてくれません。
タクシーが開くのは日本だけ
すると、タクシー運転手が外に出てきて、笑いながら僕に言うのです。
「自分で開けるんだよ。」と…。
かなり恥ずかしかったです。
また同時にびっくりしました。
「そうか!日本みたいに、絶対にタクシーの扉が自動で開くとは限らないんだ!自分で開けないといけないこともあるんだ!」
中に入り、どこに行きたいのかと聞かれます。
僕は観光客丸出しの行為をしてしまったことで、「このままぼったくられたらどうしよう…。」ととても心配でした。
幸い、タクシーの運転手はとても気さくな人で、なおかつ息子さんが日本人と結婚をしたそうで、とても好意的でした。
結局ぼったくられることもなく(むしろガイドブックに記載されている値段よりも安かったです)、切り上げてチップを渡しお礼を言いました。
しかし…日本人なら、「タクシーの扉が自動で開く」なんて、当然だと思ってしまいますよね。
お客様は神様だ、の精神
日本では「お客様は神様だ」の精神がありますよね。
だから、「お客様」がいかに快適に過ごしてくれているかを考えている。
でも、海外だとそうでもないんだなあという印象。
どちらかと言うと、「ワーカー」がいかに快適で働けるかを考えている気がします。
そういうところが日本とは違います。
例えば、洋服店。
日本ではすぐに店員が寄ってきて「試着されますか?」と聞きますが、海外では「一言声をかけてね。そのあとフィッティングルームに連れて行ってあげるよ」みたいに感じました。
ほかにもレストランではウエイターやウエイトレスが気づいてくれるまで、客は待ちの一手ですよね。
でも「ワーカー側を大切にする」ことで、客は「余裕をもって余白を楽しんで」いるんだろうなあと思います。
僕も見習わなければいけませんね!
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