もはや海外旅行は、趣味だと言えますね。
今回はそんな僕が、イタリアで怒られてしまった話を書きます。
イタリアの教会に入ろうとしたら、何か言われた僕。
最初は何を言われたのか分からなかったのですが、親切な日本人観光客に理由を教えてもらえました。
そこで僕は、「何をもって無礼とするかは、国によって異なる」のだと学びました。
そんな僕のイタリア体験記です。
このブログを読んだ方が他人事で片付けず、「自分にも起こりうる」と注意してくれればとても嬉しいです。
イタリアへ!
僕は、イタリアにかなり良いイメージを持っています。
太陽、美しいビーチ、陽気な人々、おいしい料理…。
かつてリラを使っていたイタリアでは、物価もヨーロッパ諸国の中では安い方だと言います。
1人旅をするにはピッタリの国だと考え、夏のイタリアへ出発することにしました。
イタリアの宗教
イタリアの宗教は、キリスト教カトリックです。
そのため、教会にステンドグラスが貼られ、とても荘厳で美しいと言われています。
対して、イギリスやドイツはキリスト教プロテスタント。
プロテスタントの教会は、カトリックの教会に比べて非常に質素です。
ほかにもカトリックとプロテスタントの違いはありますが、この場では特に必要ないので割愛します。
教会内部の美しさは、やはりカトリックに軍配が上がりそうですね。
イタリアでは、平日も含めてミサが行われています。
敬虔なカトリック教徒が、ミサに参加しています。
イタリアの教会に入ったらガードマンに止められた…
僕は、イタリアである教会に入ろうとしました。
規模は少し大きめで、ガイドブックに載っているレベルの教会です。
ちなみに有料でした。
通常、「教会」と名の付くものは無料なのですが、美術館が併設されていると有料になることが多いようです。
しかし、チケット売り場で何かを言われました。
ただ…僕にはイタリア語が分かりません。
向こうのチケット売りの男性も英語が分からないらしく、しきりに自分の腕辺りを持ってなにかを言っていました。
よくわからなかったので「シィ―、シィ―」と言って、その場を去りました。
その後、チケットを持って、教会内部に入ろうとする僕。
すると…なんとその場にいたガードマンに入場を止められました!
教会は暑くてもタンクトップ禁止!
はっきり言って恐怖です。
ガードマンはとても体格が良いので、前に来られるだけで怖いのです。
ガードマンが何を言っているかよくわかりませんが、「入るな」と言う固い意志は感じました。
僕はと言えば、もう本当にどうすれば良いか分からずかたまってしまいました。
僕が「どうすれば良いのか…。」ととても困っていると、僕よりも明らかに若い日本人男性が近づいてきました。
イタリア語で話すガードマンと日本人男性…。
話が終わったかと思うと、日本人男性が僕の方を向きました。
「その…タンクトップじゃダメだって言ってますよ。」
そのときの僕の顔を見せたかったですね。
きっと、すごく間抜けな顔をしていたことでしょう。
「タンクトップ?なんで?」
「その…教会の中は神聖だから、肌をあまり露出してはいけないんです。今僕が聞いていたのは、そのチケットをあとで見せても入れるかってことだったんですけど…。」
そうなんだ…、これはかなりの盲点。
ガイドブックを読まない社会人より現地留学の大学生の方が優秀
夏のイタリアはすさまじく暑いです。
それによく歩き回る観光客には、袖がない方が動きやすい。
しかし…それが良くなかったんだな…。
「えっ、そうなんだ…。ありがとう。それで、再入場はできそうなのかな?」
日本人男性は、勝ち誇った笑みで「はい!」と言ってくれました。
今日中に入れば再入場は可能なこと、それが無理なら事情を説明して一旦返金してもらえることを教えてくれます。
男性は、イタリアに留学している大学生でした。
僕は彼に非常に感謝し、その場を後にしました。
僕は羽織るものなど持っていなかったからです。
そして去って行くときにちらっとガードマンの顔を見ると、優しそうな眼をしたおじさんでした。
恐怖から恐ろしい体格の強面男性を作り上げていましたが…違ったようです。
ホテルに帰って、袖のあるものに着替えました。
その後はすぐにその教会に戻り、美しいステンドグラスを堪能しました。
まだある僕の教会失敗談
これで終われば良いのですが、僕の教会失敗談はまだありました。
その後別の教会に僕が行くと…入れてくれませんでした…。
「今回はタンクトップでもないじゃないか!」
なぜかと思った僕に、現地の人が英語で答えてくれます。
「今ミサ中だからね。この教会は狭いから、ミサ中には入ってはいけないの。」
なるほど!
たしかにウロチョロされると邪魔ですね!
そういう理由で教会に入ることが許されないパターンもあるのですね。
今回のことで分かったことがあります。
「礼儀・無礼はその国それぞれ。また、常に観光客が一番に考えられているわけではない!」
多様な考え方を享受できる人間になりたいものですね!
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